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ショーン・コネリーがパパ役をやるには少し歳をとりすぎていると思いましたが、ローレンス・フィッシュバーンと対峙する法廷ものかな、と思わせて後半はスリラーものになっていく、という展開。

ボビー・アールという黒人青年が少女のレイプ殺人で逮捕されて8年後、死刑囚として手紙を書いた先がいまは弁護士をやめて25年にもなる教授。なぜ?

調べていくうちに、黒人差別、冤罪の生まれやすい捜査体制などいろいろと怪しいところが出てきて、これは典型的な冤罪事件なのでは?となったところで、同じ刑務所に入っている死刑囚が登場、彼の告白で凶器が現れるところから事件が急展開。

アームストロングの奥さんにもこの事件に関わる動機があって、そして犯人側にも?

最後は死刑廃止論者のアームストロングも何度も犯人を刺してワニの餌にしてしまう、というこの超展開、冤罪を生み出したかに思われた田舎の裁判が結局は正しかった、という皮肉、ちょっといろいろと考えちゃいますね。

死刑囚サリバンを演じたエド・ハリスが、レクター博士ばりの怪演を見せてくれます。あと、ずいぶん整った美少女子役がいるなと思ったら、子役時代のスカーレット・ヨハンソンなんですね。