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若者が愚かな行動ばっかりすると、それだけで魅力的な設定が台無しになる感じありますね。

教授がまず、行方不明になって、続いて生徒が捜索に出て二次遭難。しかも友達とかこどもを引き連れて。

いずれも自分が直面しかけている超常現象や予兆にきわめて鈍感。そしてなにか異常があったときにどう対処するか、全く考えていない。

キャラクターとして、誰かは冷静に分析したり、対策を考える人がいないと、たまたま起きたラッキーな出来事に便乗しているだけの話になってしまうのですが、これはまさしく、たまたま助かった人のお話。

途中で出てくる、命の恩人になった未来人に対しても、きわめて冷淡な振る舞いしかしないし、古代人の描き方もきわめてプリミティブ。時間の経過が違う二つの層を行き来した時の時間のずれ方もずいぶん不自然。

映像効果とか、空間の設定は面白かったんですけどね。