
銀行強盗でダイヤを盗んだついでに手に入れたUSBを取り返そうと政府系の殺し屋に追われ続けるアレックスの物語で、それなりに戦闘シーンがあったり、トリックがあったりします。
オルガ・キュリレンコがいろいろとアクションもこなし、相手を出し抜くクールさで最後は勝利を手にするので、まあいいといえばいいのですが。
冒頭の銀行強盗はまあスタイルが面白かったと言えますが、その後は基本的に敵のスケール感がなくて、スーツ組の間抜けな殺し屋ばっかりで、途中相棒の奥さんと子どもを守るくらいしか課題がないのに、なんでわざわざ相手の懐に飛び込んでいくのか、ちょっと説得力がなかったかな。あと、あんなに疑り深かった敵がなんで最後は騙されるのか。
USBドライブの中身が最後にはわかって、巨大な陰謀が動き出す、というところでやめるのとか、明らかにシリーズ狙いなんでしょうが、果たしてそううまく行きますかね。