
シュワちゃんのアクション・スターとしての大活躍を期待すると全然違うんですが、これはこれで楽しめる、という趣向になってると思います。ただ、宣伝の仕方やパッケージでシュワちゃんを売りにするのは止めた方がよかったな、と思います。どちらかというと「24」のファーストシーズンのラスボスがデニス・ホッパーだった、みたいな位置づけのところにいるので。
伝説的な正体不明の凄腕殺し屋「ガンサー」を殺して自分がトップになりたい、というブレイクによって集められた凄腕の殺し屋集団が、いろいろな作戦を立てるけれども、少しずつ返り討ちにあいながら、最後に意外な敵の正体を知る、みたいな話で、それを実録ドキュメンタリーを撮影しながら行う、という体裁を取るので、ちょっとブレアウィッチ的な趣もあるという。
途中までガンサーが全く現れないので、シュワちゃんはほとんど出ないのかな、と思っていたら、終盤になって全く様相が変わり、最後は出ずっぱり、むしろちょっとくどいな、と思うくらいに出ていました。
アクションでなく、コミカルなポジションで彼を扱おう、というのは評価できるポイントだと思いますが、ちょっと長ゼリフが多くてそこは魅力が出ていなかったかな、と思います。
それでも、それほど知名度の高くないB級キャストで変な連中をチームとしてまとめ上げた演出はそれなりに評価していいんじゃないかな、と思います。