
たまたまモスクワにいた若者が、エイリアン的な見えない存在と戦って、ほぼ一方的にやられているんだけど、そこそこ反撃して終わるお話です。
主役がほぼ若者で、最初はとにかくおびえて逃げ回る、という表現なので、ちょっと話が本格的に始まるまでイライラする展開にはなってます。
最初に建物の中で逃げ回っているときはガラスをぶちやぶってきたはずなのに、後半になったらガラス越しだと見えない設定がわかったり、この辺の表現どうなってるんでしょうね。
主役のエミール・ハーシュが、ジャック・ブラックを若くしたような感じで、その意味では決してイケメンではないのですが、それはまあリアリティーの範囲かなと。
意志があるかないかわからない強敵、というのはいろんな形で描かれてきましたが、電子レンジの火花のお化け、というのは少し新しいでしょうかね。足をつかまれたらすぐに黒こげになって炭になる人もいれば、ただ引きずられるだけの人もいて、だんだん相手がぬるくなっていく感じもありました。
相手の分析と反撃のための作戦が、あんまりキレがないので、ちょっと行き当たりばったりに見えてしまうのが残念ですかね。