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麻薬の争奪戦で稼いだはずが、組織の麻薬を横取りしてしまったことに気づき、息子を人質にとられてアセる刑事の物語。なんとなく「バッド・ルーテナント」を思わせる展開です。ただ、もともとは横取りした麻薬だ、というのがわかっているので、汚職警官がどうなろうと自業自得だよな、と思ってしまい、あんまり感情移入ができない状況が続きます。途中で「実は潜入捜査で」という言い訳が出てきて、それなら仕方ないかな、と思いつつもそれもウソなんじゃないかと疑いたくなります。

敵役のルビーのもノヴァクも、もう一つ魅力がなくて、途中で持ち場を離れて現場に駆けつける看護師のお母さんもどうなの、とか、いろいろと不満が出てきてしまいますが、最終的にはなんとなく形にはなりました。

アクション・シーンは明らかに敵の方が強そうで、散々やられていて、傷口も狙われてるのに、戦っている最中はものともせず反撃するのがちょっとリアリティーなさすぎじゃないかと思ったり。

ラストシーンでDEAの職員もノヴァク父に買収されてるっぽいので、これは続編フラグか、それとも汚職は簡単にはなくならない、という教訓か。