
思いの外、前作のキャラクターを何人か引っ張っていて、悪役なのに友情には篤いとか、純情だったり、でもせっかく守ったはずの友達も、結局失うことになる哀しみというか、触れ込みほどは悪役然としてないキャラクターに変わってきましたね。
前作よりもエキストラが多くて、社会を描いているし、世界と世界の戦いになってきているので、誰に肩入れすべきか、なかなか迷うところです。
結局最後は、悪役の大ボスを倒すことで、自分がその大ボスに納まってしまう、というところで終わるので、これは当然続編がくるな、ということになるわけで。
基本的には腕っ節の強さ以外に、誇れるものがないキャラクターなので、次々に出てくる敵をどうやって倒せるのか、いま一つ説得力はないのが、悩み所ですね。光る目以外に、なにか設定しておくべきだった、ということで、出生の秘密が絡んでくるわけですが、実際にそれがどういう能力なのか、結局よくわからなかったです。