
前作が予算規模からしたら大ヒットしたので文字通り二匹目のドジョウを狙うわけですが、それが予算もついたりしたからといっておいしいかどうか、の分かれ目で、でもこのあとも続いたからそこそこの評価、ということなんでしょうね。
演出が全く同じなので、もう早送りしたくなるシーンがいくつかあって、要点だけを見たい、という欲求も高まってきますが、それではこういうホラーは味わいがなくなってしまいますね。
前作のケイティの妹クリスティとその赤ん坊ハンターをめぐる、悪霊との攻防、ということで、カメラをどうするのかな、と思ったら空き巣が入った?のをきっかけとして専門の業者の設置した防犯カメラ、という設定で映像が。他に家庭用のハンディカメラ映像が、というところ。前妻の連れ子という設定の女の子アリが第三者の目で記録していく形です。家族揃ってカメラ好きなんですね。
久しぶりに生まれた男の赤ん坊だからこだわった、ということなんでしょうか。最終的に前作のエンディングとの関係性が生まれて、より派手なシーンで終わります。やっぱりえんがちょは人になすりつけちゃいけない、というのが教訓でしょうか。
こういうホラーものには、男の無理解、というのが常にものごとが悪化するきっかけだ、という印象を受けて、ややワンパターンになりがちだと思います。意地をはったり、目の前の恐怖と向き合うことを拒んだり、科学的根拠がない、という言い訳にすがったり。もう少しで女性監督が活躍して、ホラーの新時代が到来するような予感もします。