
素人のハンディカメラ映像、という設定でずっと見せられるので、ブルーレイで見ると損した気になるというか。低予算でワンアイデアで作った、という工夫は評価できると思うし、役者の演技も美男美女過ぎず、リアルだと思うのですが、だから結果が名作か、というとそういう感じでもなく、というところ。
脚本の落としどころがそれほど納得いかない、というのもあるでしょうかね。結局、主人公ケイティの何が原因で何がとりついたのか、についてはわからず仕舞いで、少しずつ怖がらせていく手練手管に注目するしかなかった、ということで。
固定カメラで何が変化していくのか、という、見る側に発見させる演出、というのはいいと思いました。長時間棒立ちなのが、録画映像のカウンター早回しでわかる、というのはうまい工夫だと思います。
ミカが面白がって記録はとるけれども専門家は呼びたがらない、という感情が、いま一つよくわからなかったのですが、この状況を作るためにはそうするしかなかったですかね。頼りにしてる悪魔払いの先生を早く呼んだらすんなり解決していたのかどうか。ケイティの妹がどうなったのか、もわからなかったですが、続編で説明されるんですかね。