イメージ 1

トビー・マグワイヤのスパイダーマンシリーズはここで終了するわけですが、三部作の最初の2本に較べてのこの行き詰まり感からすると仕方がないかな、という感じではありました。

親友ハリーとの関係の破綻と記憶喪失によるいったんの回復、その後の決裂と最後の和解、というのがいかにも目まぐるしく、苦しい。

MJの女優としての行き詰まりを全く察してあげることのできないピーターの無神経さはちょっと我慢できない。

おじさんの死にまつわる経緯をいまさらひっくり返して悪役を作り出す無理な設定。結局、フリント・マルコの娘はどうなったんですかね。

一服の清涼剤になったのは、レストランのマネージャー役のブルース・キャンベルと、大家さんの娘ウルスラの健気さですかね。

宇宙からやって来た不思議な黒い物質でスパイダーマンが悪くなるのって、原作にあったエピソードなんですかね。すでにいろいろと込み入ってややこしくなっているところに偶然この問題まで起きるのは、ちょっと無理があるというか、盛り込みすぎでは?と思えてしまいました。

どうせなら、2本に分けて話を整理した方がよかったのかもしれませんね。