外付けハードディスクののストレージがそろそろいっぱいになりかけているので、そろそろ容量の大きいHDDに替えようか、と思っているところです。

現在使っているのは、Windowsマシンは3TB中心で、一部に4TB、Macは3TBと、2.5TBが混在、という感じ。

このところ、4TBどころか、6TBが安くなってきて、容量あたりの単価でいうならSeagate、Western Digitalともに6TBが一番割安、ということになっています。単純に単価だけのことを考えれば、もう6TBに乗り換えるのが論理的に思えます。

ここでもう一つ、ユーザーとしては考えることがあります。それはリスク。ラスクじゃありません。
HDDは2台ずつミラーのRAIDを組んでいますから、仮に1台が壊れた場合は、空いているHDDにコピーを取った上で故障したHDDを交換、RAIDの再構築、という流れで考えています。でも、ミラーを組んだHDDが2台同時に壊れる確率はゼロにはできない。

同時に考えるのは壊れた場合の被害です。容量が大きいディスクほど、実際に壊れた場合の被害は大きくなります。3TBのHDDが壊れた時に比べると、6TBのHDDが壊れた時の被害は倍になるわけです。ミラーだから同時に壊れなければいいわけですが、壊れないという保証はない。壊れたら悲惨です。

容量の小さいHDDと大きいHDDで壊れる確率はどちらが大きいか。同じか、むしろ大きい方が壊れやすいような気がします。

つまり、大容量は便利だけど、壊れた時のリスクや手間・コピー、再構築にかかる時間も増える、と考えるべきでしょう。

使用するHDDの数が増えるほど、どれかが壊れる確率はトータルでは上がるわけですが、被害は小さく抑えることができる。

最初から抱え込むデータ量を抑える努力をするべきなのでしょうが、時代とともにソフトウェアも扱うデータ量も増える。難しいものです。

ものを持たないことが、失う悲しみをあらかじめ減らすことになる。データでも、実体を持つものでも、真理は一つですね。