
単発の映画なのかなと思ったら、実は「Mr.タスク」という作品のスピンオフだとあとで調べてわかりました。見ながら少し分かりにくいノリやテンションがあるのは、作る方がそれを前提に作っているからですね。原題もYoga Hosers。アクションの軸になるヨガが全面に出ています。
ウェインズ・ワールドのカナダ女子バージョン、というところでしょうか。舞台がコンビニだというところが違いますが、バックステージはリハーサルスタジオみたいになっていると。
主人公の女子二人は名前が同じコリーンで大親友の高校1年生。二人がはまっているのがヨガ。そうとう怪しいスタイルのヨガですが、二人はその信奉者でどっぷりはまっています。
二人が上級生をコンビニでのパーティーに誘ったところから、どんどん超展開になってゆき、最後はミニナチを倒して表彰される、というのがオチ。
ピンチらしいピンチもなく、いわゆる映画に期待する意外性やダイナミズムを期待するとすべて裏切られるという超脱力展開。鑑賞ポイントは監督の娘とジョニー・デップの娘を可愛がる父親の目線だと思ってからすべてが腑に落ちました。
キャストでは、ヴァネッサ・パラディ。美人なんだけど、あの歯の隙間はちょっと苦手です。ハーレイ・ジョエル・オスメントがちょい役で。
高校の歴史の授業でカナダのナチスについて学ぶシーンがあり、個人的には結構大事な話だなと思いました。