スペイン対ロシア、ずっと見てました。
スペインの先制、セットプレーとは意外だしオウンゴールはラッキーな感じかもと思いましたが実際に試合を支配していたので順当な感じはしました。
問題はそのあと。ロシアがすぐに返そうとしてシャカリキになるところ、きっちり隙をつけるかどうか。
そういうときに落ち着いてゲームを支配できなければなんのためのポゼッションでしょう。
ピケの与えたハンドは、ふだんリーガでは見逃されているようなプレーなのかもしれませんが、あたればラッキー、偶然を装える、という計算のもとに確信犯でやっている怠慢プレーですね。かつてファブレガスがアーセナル時代末期に似たような無気力プレーでPKを献上したのを見たことがあります。
同点になったあとはロシアがガス欠になるのを待って止めを刺そうとしていたのか、でもその割には相手の裏をかくプレーが見られず消極的なポゼッションに終始。リスクを侵す勇気が足りなかったと言われても仕方ないでしょうか。攻め口がないのも実力のうちですから、敗退はやむを得ないでしょう。
クロアチア対デンマークも、思いの外接戦になり、二試合続けてPK戦にもつれ込みました。デンマークがよく戦った、というべきかもしれませんが、クロアチアの攻撃がそれほど連携がよくなかった、ということも言えますね。ポゼッションを簡単に失う2チームのドつきあい、でも失点はしたくないから、冒険しない、というのは決勝トーナメントに入ってから増えるパターンだろうと思います。2点差以上ついてから、試合がオープンになるのでは、あまり観る側はうれしくないですが。