続編が出たので、知っておいた方がいいかな、と思って借りてみました。
「コンスタンティン」「マトリックス」とスーツ姿が制服みたいになったキアヌ・リーブス。今回も黒スーツです。
奥さんを病気で亡くしたジョン・ウィック。チンピラに因縁をつけられて車を盗まれ、犬を殺されたことから復讐に目覚めるという話。ここから元殺し屋という素性が明らかになるのですが。
ジョン・トラヴォルタ主演の「リベンジ・リスト」というのがありましたが、それとわりに似たストーリーかな。どちらでも言えることは、最初のきっかけとなる災厄が降りかかってきたとき、あまりにも簡単にやられすぎて、元殺し屋とかの凄味が全然ないこと。これが後々のアクションでも切れのなさに見えてしまう。
あとは元相棒のマーカス(ウィレム・デフォー)の立ち位置が完全に相棒役になってしまったのがネタが割れるともう全然面白くなくて馴れ合い感があるし、あとで殺されるのも油断しすぎかなと。
大ボスのヴィゴは、同じ時代をともにした暗黒社会の大物として、どうキャラクターを作るか。息子が殺されてもままいいかな、とか財産をほぼ失ってもあまりキレないとか、最後に襲撃されているときもへんにニコニコしているとか、ロシアンマフィアの類型的な芝居ではなく、この社会にどっぷり浸かって、金も儲けて、どこかマヒしちゃってる変態、として描いたのかなと思います。役者はミカエル・ニクヴィスト。なんか親しみがあって見覚えあるのかな、と思ったら、スウェーデン版「ミレニアム」の3部作で主役のジャーナリストをやった人でした。ちょっと悪役の方が似合うのかー。津川雅彦にも似てますけどね。
殺し屋のソサエティーの不文律だとか、定宿のホテル内で仕事をするとメンバーシップ失効だとか、描き方はちょっと面白くて、警察は立ち入らないけど掃除屋が後片付けをしてくれるとか、裏社会と表社会の棲み分けができていることや、独自の通貨を持っているところもオリジナリティーがありました。
あとはオーレリオという自動車修理工場のオヤジをジョン・レグイザモがやってたりといったプチ贅沢。アクションシーンはそんなに感心しませんでした。銃は至近距離で撃つ方が当たるのは当たり前ですが、接近戦が多すぎて。ちょっとプロレス的な殺陣が多いです。
カーチェイス、爆破、銃撃、高いところから落とす、などいろいろ盛り合わせたけど、あ、これは独自の演出、という感じのするところは少なかったかな。

「コンスタンティン」「マトリックス」とスーツ姿が制服みたいになったキアヌ・リーブス。今回も黒スーツです。
奥さんを病気で亡くしたジョン・ウィック。チンピラに因縁をつけられて車を盗まれ、犬を殺されたことから復讐に目覚めるという話。ここから元殺し屋という素性が明らかになるのですが。
ジョン・トラヴォルタ主演の「リベンジ・リスト」というのがありましたが、それとわりに似たストーリーかな。どちらでも言えることは、最初のきっかけとなる災厄が降りかかってきたとき、あまりにも簡単にやられすぎて、元殺し屋とかの凄味が全然ないこと。これが後々のアクションでも切れのなさに見えてしまう。
あとは元相棒のマーカス(ウィレム・デフォー)の立ち位置が完全に相棒役になってしまったのがネタが割れるともう全然面白くなくて馴れ合い感があるし、あとで殺されるのも油断しすぎかなと。
大ボスのヴィゴは、同じ時代をともにした暗黒社会の大物として、どうキャラクターを作るか。息子が殺されてもままいいかな、とか財産をほぼ失ってもあまりキレないとか、最後に襲撃されているときもへんにニコニコしているとか、ロシアンマフィアの類型的な芝居ではなく、この社会にどっぷり浸かって、金も儲けて、どこかマヒしちゃってる変態、として描いたのかなと思います。役者はミカエル・ニクヴィスト。なんか親しみがあって見覚えあるのかな、と思ったら、スウェーデン版「ミレニアム」の3部作で主役のジャーナリストをやった人でした。ちょっと悪役の方が似合うのかー。津川雅彦にも似てますけどね。
殺し屋のソサエティーの不文律だとか、定宿のホテル内で仕事をするとメンバーシップ失効だとか、描き方はちょっと面白くて、警察は立ち入らないけど掃除屋が後片付けをしてくれるとか、裏社会と表社会の棲み分けができていることや、独自の通貨を持っているところもオリジナリティーがありました。
あとはオーレリオという自動車修理工場のオヤジをジョン・レグイザモがやってたりといったプチ贅沢。アクションシーンはそんなに感心しませんでした。銃は至近距離で撃つ方が当たるのは当たり前ですが、接近戦が多すぎて。ちょっとプロレス的な殺陣が多いです。
カーチェイス、爆破、銃撃、高いところから落とす、などいろいろ盛り合わせたけど、あ、これは独自の演出、という感じのするところは少なかったかな。