
シュワちゃんのオリジナルプレデターに続いて、ダニー・グローバーの「2」、そして番外編の「エイリアンVSプレデター」を挟んでの「プレデターズ」。リメイクではなく、続編の位置づけです。
プレデターの狩場のために供給された新たな「獲物」として、また複数の人間がさらわれてきて、パラシュートで落下している最中に目が醒めるという、なかなか精度の高い麻酔技術ですね。
今回は主役が「戦場のピアニスト」「ダージリン急行」「グランド・ブダペスト・ホテル」のエイドリアン・ブロディ。体格の割に荒々しく、ニヒルなタフガイを演じています。やくざをあんなところに一人置いてもなにもできないだろうと思うのですが、日本刀を手に入れてから、いちおう役割を果たした、ということでしょうか。
お互いに知らない同志が集められて、自分たちはなんでここにいるんだ、とか言うわけですが、観客のみんなはそんなことはもう知ってるし、なにが起きるのかも知っているから、早く先に進め、という感じになってしまうのがかなり逆風ですね。で、反発し合っていた同志が少し身の上話をして、絆のようなものができ始めたら死亡フラグですね。
今回はイノシシと、小物プレデター、という新種を投入してきたわけですが、特に後者はもう少し活躍させてあげたらよかったのに、と思いました。大ボスが強すぎ、悪すぎですね。
あと、ローレンス・フィッシュバーン、なにがしたかったんでしょうか。自分一人で生き延びるつもりなら、彼らにちょっかい出さずに、一人でまた何シーズンか過ごせばよかったわけで、彼らを招き入れた時点で、なんらかの自殺願望があったということでしょうか。
ラストはまた後続の獲物たちがパラシュート降下してきたので、プレデターのチームもまた新たに到着するんでしょうか。次は地球に変えれるといいですね。あのブレスレットの立体宇宙地図、ほしいです。