タイトルが「トゥームレイダー」とかぶるので見たような気になって録画を見そびれていたのですがこれは良作。
実はケヴィン・コスナーの「ワイアット・アープ」も「OK牧場の決闘」も未見で、この伝説的保安官の生涯も、よく知らなかったのですが、なるほど史実に基づいて最低限の脚色でつづるとこうなるのか、と思いました。
物語的なことで言うと、前半のワイアット・アープの煮え切らなさにはあんまり共感できないし、保安官的な地位もいらないから小金を稼いでうまく生きていけばいい、という立場からジョセフィーンの享楽的な「ルームサービス」へのこだわりがそんなに個人としての立場の転換になっているか、というとよく分からない。彼女にほれたのは事実かもしれないが、ストーリーの縦軸としては散発的に起きる町の抗争劇とはまったくかみ合わない異質なものだったかもしれません。それでも、ワイアットとドックの友情、「椿三十郎」のラストを思わせるリンゴとの決着など、見せ場が多々あり、史実の重みを感じさせるものではあります。時代考証などもリアルにやってるんでしょうね。ただ、こんな時代に生きたら危なっかしくてやってられない、とは思いました。
カート・ラッセルはもちろん、「ウィロー」のヴァル・キルマー、「ターミネーター」のマイケル・ビーン、「エイリアン」のビル・パクストン、「ツイン・ピークス」でオードリーの彼氏だったビリー・ゼイン、「シンプルメン」「ロボコップ」シリーズのロバート・バークなど、見どころのある俳優さん多数なのですが、ワイアットに保安官就任を度々依頼して断られるのが「ミレニアム」「LOST」で顔が売れたテリー・オクィンだったり、まさにオールスター。チャールトン・ヘストンもちょい役で出ています。
「普通の人生なんてない。人生があるだけだ」という、ドック・ホリデイの晩年の言葉は深いな、としみじみ思います。
実はケヴィン・コスナーの「ワイアット・アープ」も「OK牧場の決闘」も未見で、この伝説的保安官の生涯も、よく知らなかったのですが、なるほど史実に基づいて最低限の脚色でつづるとこうなるのか、と思いました。
物語的なことで言うと、前半のワイアット・アープの煮え切らなさにはあんまり共感できないし、保安官的な地位もいらないから小金を稼いでうまく生きていけばいい、という立場からジョセフィーンの享楽的な「ルームサービス」へのこだわりがそんなに個人としての立場の転換になっているか、というとよく分からない。彼女にほれたのは事実かもしれないが、ストーリーの縦軸としては散発的に起きる町の抗争劇とはまったくかみ合わない異質なものだったかもしれません。それでも、ワイアットとドックの友情、「椿三十郎」のラストを思わせるリンゴとの決着など、見せ場が多々あり、史実の重みを感じさせるものではあります。時代考証などもリアルにやってるんでしょうね。ただ、こんな時代に生きたら危なっかしくてやってられない、とは思いました。
カート・ラッセルはもちろん、「ウィロー」のヴァル・キルマー、「ターミネーター」のマイケル・ビーン、「エイリアン」のビル・パクストン、「ツイン・ピークス」でオードリーの彼氏だったビリー・ゼイン、「シンプルメン」「ロボコップ」シリーズのロバート・バークなど、見どころのある俳優さん多数なのですが、ワイアットに保安官就任を度々依頼して断られるのが「ミレニアム」「LOST」で顔が売れたテリー・オクィンだったり、まさにオールスター。チャールトン・ヘストンもちょい役で出ています。
「普通の人生なんてない。人生があるだけだ」という、ドック・ホリデイの晩年の言葉は深いな、としみじみ思います。
