トラボルタの主演、ということしかイメージなかったのですが、タイトルはI am wrath(我は怒りなり)と、聖書の言葉を引用しています。

まあ、とにかく粗いストーリー。オハイオ州知事の政策のためのデータが捏造されていて、それに反するデータを持っている研究者が殺される。その旦那であるトラボルタが、実は元工作員で昔の仲間と復讐を始める、という話。

邦題になっている「リベンジ・リスト」は、前半の3人の小物のリストなので、あまりいいタイトルじゃないです。

しかし、物事に背景がある、ということを疑わない主人公はどんどんバカに見える昨今、この作品も最初から見えてる結末をどう迎えるか、だけになってしまいました。せっかくの大女優、レベッカ・デモーネイがごくごく序盤だけで亡くなってしまうのはいかにも惜しい。

前半の復讐だけでも、二人の犯行がしっかり映像まで撮られていることに気づかず、店が荒らされても、娘夫婦が襲われても、それを予想もしていないという行き当たりばったりの振る舞いは、いい大人にもなってなにやってんだか、という印象を持ってしまいました。

チンピラの中では一番クールに見えて、でも最後は情けなく殺されてしまうチャーリー役のルイス・ダ・シルバは、「バーン・ノーティス」に3話だけ出てたみたいです。ジャームッシュの「パターソン」にも出ていたようなので、もう一度確かめてみようかな。

最後の州知事との対決で知事がなぜこんなに腕っ節がつよいのか、何も説明がなかったです。
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けになってしまった感が。