笑っていてもどこかおかしいな、と思わせる美女と、一目惚れの経緯がよくわからなかったのですが、依頼人を殺し続ける、という不思議な殺し屋のガール・ミーツ・ボーイ。
殺戮シーンにマヒしてしまう自分が怖くなる、というのは主人公のマーサと同じ次元に観客を連れて行く感覚。最終的には彼女の覚醒こそが約束されたエンディングだったのでしょう。誰と出会ってもうまくいかないどこかズレたマーサが出会った唯一の「正解の彼」=「Mr. Right」が殺し屋だったとは、なんともブラックジョークな。
サム・ロックウェルは「スリー・ビルボード」でも思ったのですが、いかにも主役感のない主役。そのひょうひょうとした余裕ぶりが、なおさら彼のとりつかれた狂気を恐ろしく見せます。
訳ありげに彼を追い続ける師匠的存在ホッパーにティム・ロス。相変わらずの芸達者ぶりで風格を見せつけました。
殺戮シーンにマヒしてしまう自分が怖くなる、というのは主人公のマーサと同じ次元に観客を連れて行く感覚。最終的には彼女の覚醒こそが約束されたエンディングだったのでしょう。誰と出会ってもうまくいかないどこかズレたマーサが出会った唯一の「正解の彼」=「Mr. Right」が殺し屋だったとは、なんともブラックジョークな。
サム・ロックウェルは「スリー・ビルボード」でも思ったのですが、いかにも主役感のない主役。そのひょうひょうとした余裕ぶりが、なおさら彼のとりつかれた狂気を恐ろしく見せます。
訳ありげに彼を追い続ける師匠的存在ホッパーにティム・ロス。相変わらずの芸達者ぶりで風格を見せつけました。
「ザ・コンサルタント」で可能性を感じさせながらブレイクしなかったアナ・ケンドリックの魅力が全開の1本と言えるでしょう。