CD黎明期に記憶に残っているのが、ドラテイとデトロイト交響楽団の「春の祭典」LPに比べて圧倒的にSN比のいいサウンドで、CDのメリットを感じさせる録音として話題になりました。今にして思うとやや薄味の、腰高なバランスの録音だったと思いますが、それでも綺麗な音だったのは確かです。

ドラティも、ナチスドイツの影響を少なからず受けた世代でしょう。結果として彼は、アメリカのオーケストラのレベルアップに多大なる貢献を残しています。

http://www.hmv.co.jp/artist_Box-Set-Classical_000000000088040/item_アンタル・ドラティの芸術(75CD)_8764585