「音楽の友」6月号、普段は買わないのだけど、たまたま手に取ってパラパラめくったら、作曲家晩年の作品を特集しているので買ってみた。バッハのロ短調の記事とか、長くはないけど説得力のある文章で面白い。

ドイツ語のカンタータが廃れつつあった時期に、自分のドイツ語作品を転用してラテン語テクストで普遍的な作品としてとどめたいと思った、とか、ライプツィヒの市参事会との関係とか、作曲家としての立ち位置、モチベーションなど、いろんな要素から作品が成り立つ、というのは作品だけを聞いてもわからないものだなぁ。