深夜にBS2でやっていたのをふと見たら目が離せなくなってしまいました。
実話に基づいた話だ、というのは別にしても、枝葉末節を大胆に端折りながら、骨太にボクサーとその周囲の人々を描いていくやりかた、きっと「あしたのジョー」に何か元ネタがあるとしたら、一番近いのはこれでしょう。
少年院からの立ち直りも、コミカルな恋の行方も、思い切りよくバッサリとつないで運ぶ編集のうまさは、現代の近視眼的なディテール主義とは対極にあるでしょう。ボクサーの夫と生きる覚悟を決める妻、常に主人公とつかず離れず世を眺めるソーダ屋のオヤジ、刑務所で主人公の才能に着目していながら、後に主人公の最大の敵となるチンピラ。これほどドキドキさせられるとは思いもよりませんでした。
主演は最初ジェームズ・ディーンに内定していたようですが悲劇的な事故死のため急遽ポール・ニューマンに決まったのだとか。後のデ・ニーロを思わせる、濃いイタリア系マッチョを野性味たっぷりに演じています。他にクレジットされていないちょい役でスティーヴ・マックイーンも出ているそうです。
邦題の「傷だらけの栄光」はそれでキマッたタイトルですが、現代のSomebody up there likes me にはまた違った意味で含蓄があります。「自分の過去に何があったとしてもそれは変えられはしない。それと同じように自分がチャンピオンになった事実も失われはしない」という、自分の運命を丸ごと肯定して受け入れた上で、勝負は時の運、と割り切っている姿勢の象徴なのです。
実話に基づいた話だ、というのは別にしても、枝葉末節を大胆に端折りながら、骨太にボクサーとその周囲の人々を描いていくやりかた、きっと「あしたのジョー」に何か元ネタがあるとしたら、一番近いのはこれでしょう。
少年院からの立ち直りも、コミカルな恋の行方も、思い切りよくバッサリとつないで運ぶ編集のうまさは、現代の近視眼的なディテール主義とは対極にあるでしょう。ボクサーの夫と生きる覚悟を決める妻、常に主人公とつかず離れず世を眺めるソーダ屋のオヤジ、刑務所で主人公の才能に着目していながら、後に主人公の最大の敵となるチンピラ。これほどドキドキさせられるとは思いもよりませんでした。
主演は最初ジェームズ・ディーンに内定していたようですが悲劇的な事故死のため急遽ポール・ニューマンに決まったのだとか。後のデ・ニーロを思わせる、濃いイタリア系マッチョを野性味たっぷりに演じています。他にクレジットされていないちょい役でスティーヴ・マックイーンも出ているそうです。
邦題の「傷だらけの栄光」はそれでキマッたタイトルですが、現代のSomebody up there likes me にはまた違った意味で含蓄があります。「自分の過去に何があったとしてもそれは変えられはしない。それと同じように自分がチャンピオンになった事実も失われはしない」という、自分の運命を丸ごと肯定して受け入れた上で、勝負は時の運、と割り切っている姿勢の象徴なのです。