
劇場は公開2日目というのにかなりガラガラ。やっぱり客層を選ぶ映画なんだろうか。
アメコミの原作を知っている人にはわかるかも知れないことでも、作品として伝わらないことはやはり評価できないなと思ったりします。
・ウォッチメンの、能力の高さは一体どこから来るのか。Dr.マンハッタン以外についてはろくに説明されていなかったけれど、一部については世襲制だったり、ただのご都合主義かな、という感じでした。
・なんで舞台が1985年でなければならなかったのか。ソ連の核の脅威が現実化しつつある、という舞台設定にしても、どこまで史実を踏まえて、どこからフィクションを取り入れて、パラレルワールドを作り上げるか、というのは大事なさじ加減の部分であるはずですが、ここも美味しいところだけつまみ食いした感じで、リアリティに乏しい。
この2点は、見終わっても納得ができなかったところです。もしもそういう部分を説明するためにこの長さになったのなら、まだ納得がいきますが、そうではなかったのでただ冗長に感じました。ストーリー自体が、何をやるために延々続いているのか、提示されずに素材だけを並べた感じ。最後のオチを聞いたら辻褄は合っているかもしれないけれど、見ている側をストーリーに引き込むだけの力はなかったと思います。
映像の残虐描写も、いたずらに露悪趣味で、「300」よりもむしろ表現としては後退している印象。映像に手間をかけたのはわかりましたが、結果はただ疲れるだけに終わってしまいました。DVDが出てももう見たくないです。
音楽が時代の物を使っているのだけはよかったです。「コヤニスカッツィ」は予告編だけだと思っていたら本編にも延々使っていました。
途中で殺される元犯罪者に「マックス・ヘッドルーム」のマット・フリュワーが出ていたのがなつかしすぎ。