ぼくはサッカーが好きですが日本代表はそれほど好きではありません。嫌いというのとは違うのですが、好きになるためのモーチベーションが生まれにくい、というのはいえるでしょう。

もう一つ苦手なのは、スポーツマスコミが、客観的な情勢をあまり伝えずに、むなしい期待感だけをあおろうとしているこの現状がかなりお寒い、という事実なのです。

がんばってる、というのはどこの国でもがんばるし、どこの国だって勝ちたがる。そういうことは勝てる理由にはならない。ただ、ブラジルにも、ドイツにも、スペインにもイタリアにも、そしてイングランドにも、アルゼンチンにも、クロアチアにも、ルーマニアにも、ブルガリアにも、その国のサッカーを特徴付けるある種のスタイル、一貫性がある。応援するほうも、それに共感できるから、プレーがうまくいったり、作戦が当たったりしたときには魂が震える。

たまたま中田英寿がいるから、たまたまジーコが監督だから、以外に、日本代表を特徴付ける、そういった一貫性はあるだろうか?

スピード、技術、強さ、そのどれかが傑出していたり、あるいはそのバランスのよさが傑出していたりすればそれは個性。「高さ」でも「やわらかさ」でもいいかも知れないがそれは望むべくもない。マジシャンのような多彩な作戦、トリックプレーでもいい。

そういう部分を長期的な展望で育てず、ただチームが機能するかしないか、を議論している段階のこの国のサッカーが、そうそう簡単に世界に通用するわけはないし、通用しちゃいけない、というのがぼくの持論なので、あえて予想すれば、予選リーグの結果は「2敗、1引き分け」。前回は地元デシジョンに多少は助けられたし、韓国なんかはなりふり構わない自己中心ぶりで相当得をしたと思うけれども、こんどはどちらもそんなにうまくいかないでしょう。