とうとうこのときが来たか、という気がします。インテルマックがMac OS XとWindows XPの両方で起動できるようになったそうです。以前から、アマチュアの改蔵マニアの人が大会を開いたりして、インテルマックでウィンドウズのOSをいかにして走らせるかを競ったりしていましたが、本家本元がそれを公開するなら、もう遊びとしての面白みはありませんよね。

さて、これでVirtual PCの歴史は幕を閉じるのかな、というのがまず第一点。

それから、長い目で見るならば、これがソフトウェアメーカーとしてのアップルコンピュータの、終焉の第一歩、と見ることもできるような気がします。表向きの戦略としては、アップルの魅力的なハードウェアでウィンドウズを走らせたい、というウインドウズユーザーのSwitch促進キャンペーンと銘打ってはいますが、そもそも、Mac OSにユーザーを引きつけるだけの魅力がないから、ハードウェアで引き寄せるのだ、という弱気も見え隠れします。

すでにパソコン市場のシェアとしては3パーセントを割り込んで、もはや競争とは言えないところまで来ているマック対ウインドウズのOSバトル。パソコンのデザイナーズブランドとして生き残る道はあっても、ソフトウェアはデザインだけでは選んでもらえない、という現実を次第に受け入れていかざるをえないのかな、とマックユーザーとしては複雑な心境です。

インテルマックだからといって、プロパーなウインドウズマシンよりも堅実にウインドウズOSが走るとも保証がない以上、これが中途半端な譲歩として雪崩現象を起こさないことを祈っています。