標的は11人 あの「ミュンヘン」の原作となった本を、いまはもう他の職場の人間になった元同僚が持ってきてくれたので、日曜日を使いきって読みました。外は風が強いし。 どうも出版当時は元暗殺者の素性に信憑性がないと、あちこちで批判も出ていたみたいですな。じっさい、各国政府が公式に認める訳もないし、本名を書くわけにもいかないから、そういう意味では真実は闇の中なんでしょうが。 それでも初めは高潔な理想をもって始めた「テロリスト狩り」が、次第に自分自身がテロリストとどこが違うのか、疑心暗鬼に陥っていく様は迫力があります。 この本で新たな視点を提供されたといえば、「テロリズムは高くつく」という、経済原則かも。