オリコンが「音楽界のシンデレラ」という記事を特集しているらしくて、映画「NANA」でヒットを飛ばした伊藤由奈や倖田來未、中島美嘉、木村カエラなどが名前を連ねているらしいですな。

で、ちょっと不思議に思ったのですが、「シンデレラ・ガール」という言葉、一体何を意味しているんでしょうね。というか、「シンデレラ」は何の象徴として機能しているんでしょうか。

原作の「シンデレラ」は、姉や継母にいじめられながらも、王子様と踊ることで、見初められてお妃になる、というサクセス・ストーリーをベースにしているわけですが、だとすると、まずそのキャリアの最初に「いわれのない苦労」をしている、ということが条件になるような気はしますな。

そういう意味では、最初から人気がでた人はちょっと違うんじゃないかという気にもなってきます。ただ、オーディションでデビューするような女優さんの中には、そういう下積みとは無縁の「シンデレラ・ガール」も多いような気がしますな。

もう一つ、原作の中に込められている「成功」の背景にあるのは、「王子様」という権威の裏付けです。これは、音楽界でも「プロデューサー」という裏付けに対応しているのでしょう。たとえ音楽の実力があっても、「プロデューサー」にほれこんでもらえないならば、それは成功には無縁である、ということのようです。

そういう意味では、シンデレラにはある意味の「娼婦性」も求められている、ということでしょうか。これらの条件に一番合うのは、やはり倖田來未嬢のような気がしてきました。うわさに聞くロマンスの相手がウエンツ瑛士、というのも王子様っぽいですよね。