
正直に言うと、このチャーリーズ・エンジェル、ファラ・フォーセットが出てたオリジナルのテレビシリーズをろくに見たことがなかったのです。「600万ドルの男」は見てたのに。ちなみに600万ドルって、もうそんなにたいしたお金に思えなくなりましたね。プロ野球選手の年棒3年分で作れてしまうサイボーグって…。
まあ、もと諜報部員のチャーリー・タウンゼントが組織を抜けて個人的に世界平和のために才能豊かな美女を集めて探偵事務所を開いてる、ということなんでしょう。で、3人は自分の本当の仕事を彼氏にも隠してるので、なかなか恋もうまくいかない、出会いもない、みたいなことらしいです。
キャメロン・ディアスの微笑みだけで、600万ドルぐらいギャラが入ってそうです。やっぱりルーシー・リューが人気が出たのは、この3人の中で自分のポジションをわきまえてるからですよね。ホントに自分が主役だ、と信じ込んじゃったりしたら、これはとんでもないカンチガイ映画になっていたはずです。ドリュー・バリモアも、元天才子役からここまで来るのには結構苦労したでしょう。アイドル再生工場みたいなもんですな、この映画は。
プロットはかなりお間抜けだし、見え透いた悪役にだまされるエンジェルたちも相当お間抜けなのですが、そもそも依頼を受けたチャーリー本人がそれに輪をかけて間抜けなのだ、と思えてしまいます。まあ、それがなければ映画も作れないですけどね。
3人の連絡役でビル・マーレイが、なかなかおいしい。昔に比べると毒気の抜けた好人物を演じても違和感がなくなりましたね。以前は好人物を演じているはずなのにどこか冷たさも隠しきれなかったもんですが。
悪役の殺し屋に、バック・トゥ・ザ・フューチャーでダメなパパ役を演じたクリスピン・グローバーが出てます。最初見たとき分からなかったんですが、まだまだ若いですね。
この映画に関しては、実写とCGのつなぎも、結構ばればれなんですが、そういうことは気にしない、という潔い姿勢を打ち出してすがすがしいです。「フルスロットル」も見ようと思います。