
タイトルはそのものなのですが、小説にレタスが出てくるわけではありません。あれ、出てきたかな?たぶんLet us Flyとかけてるんだと思うんですが。ちなみに帯には「怪事件に西之園萌絵が迫る!!」とビックリマーク二つついてますが、短編集で、しかも萌絵が出てくるのはその最後の一話のみなので、そういう期待感で買わせようとするのはちょっとあざとすぎ、という気もします。
短編の多くは、童話/寓話的なものが多く、やや軽めの少年時代の思い出話に脚色した、といったちょっと私小説的なものも含まれています。
「ラジオの似合う夜」は、ちょっと変わった作品で、もと同僚(部下?)のいる外国で出会った奇妙な事件をめぐる冒険譚です。ほのかな恋のようなものもあったりして、でも常に盗聴されている、という緊張感が心地よい。多分タイトルは、ラジオドラマにしたらどうなるか、を念頭に置きながら書いたのでこういうことになったのでは。
この話の中で本筋とは関係ないのだけど、気がついたことが。皆さん蒸気機関車って知ってますよね。乗ったことはない人の方が多いのかもしれませんが。で、この蒸気機関車が走るために補給しなければならない必要物資が何だかご存知ですか?僕は石炭だとばかり思っていたのですが、それでは答えは不完全です。ちょっと考えてみてください。
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では、答えです。
答えは「水」です。…。当たり前ですか?ぼくはずっと今までの人生、水が必要だということに気付かずに生きてきました。それでも考えてみたら、蒸気機関車が「蒸気」で走る以上、「熱」だけではだめで、水蒸気を発生させるための「水」が必要なことは当たり前ですよね。でも映画とかでも「水」のタンクは見せてないような気がするなぁ。