
ちょっとスター・トレックとかの世界観に似てますかね。アメコミが元だからどこかそういう影響も受けてるかも知れません。人間が突然変異して超能力を身に付けたとき、能力を持たない人間はやはり超能力者をフリークスとして排除しようとするのか、というあるいみ普遍的なテーマです。デビルマンなんかでもそうですからね。スーパー3みたいに、ノー天気に事件を解決するために使う、とはいかないようです。
で、主人公が誰なのか、最初はよく分からないうちにストーリーが進んでいきます。初キスの相手を超能力により3週間昏睡状態にしてしまった少女が出会った男がウルパーリンという、タフガイ。しかし彼もミュータントで、自分の出自も何も分からずに各地をさまよって生きてきた、という人物です。この二人に謎の組織が襲いかかり、淡谷というところで救われて謎の学園に。この学園が、超能力を持つ子供たちの才能を伸ばしながら人類のために役立てようとする秘密組織なのでした、みたいな舞台設定であります。
始まってから、最初にまず、ウルバーリンのもみ上げになれるまでに時間がかかってしまったのが一つ残念。ちょっとクリント・イーストウッドに似てるのですが,ちょっと貧相で、主役の顔じゃないんですよね。でもいつの間にか彼が主役なのかな、と半信半疑で見ていく私。最終的には、一匹狼を気取って粋がっていた彼が、組織の一員として仲間に対する思いやりや帰属意識を持っていくところが縦軸なんでしょうな。
相手の悪の組織に対するガードが甘すぎて、すぐに変身キャラにだまされてしまったり、ボスが毒を盛られたり、と正義の味方にしては組織がズタボロです。実際に部隊として動ける人数が、実質4人しかいないのも問題かも。しかも味方も相手もとどめを刺す、という概念がないらしく、ほとんど誰も死なずにエンディングを迎えます。特に、ハル・ベリー演じるストームは、早く使えばいい技を出し惜しみしたせいで連戦連敗。弱すぎです。
物事を見るのにはやはり順番というのが大事で、「Mr.インクレディブル」があって、 「ファンタスティック4」があるいま、「X-MEN」を見る意味っていうのはなんなのか、真剣に悩んでしまいますな。