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1991年に「羊たちの沈黙」で大ヒットした、レクター博士。アンソニー・ホプキンスの代表作というか、当たり役になりました。もはや他の何の役をやってもこの役名がついて回るんでしょうな。アカデミー賞も取ってるし。前作の監督はジョナサン・デミでした。

今回は「ブレードランナー」のリドリー・スコットが監督です。前回FBI捜査官クラリスを演じたジョディー・フォスターは今回出演を辞退したので、代わりにクラリス役をやったのがジュリアン・ムーア。先日は「フォーガットン」でも微妙な演技を披露した人です。何かと便利に使われてますな。

ストーリーはパート2ものにありがちな、組織の腐敗により孤立し、苦境に立つクラリス。そして河岸を変えてイタリアに司書の就職口を求めるレクター博士、という舞台設定。そこに偶然彼の正体をつかんでしまったイタリアの刑事、レクター博士にかつて廃人同様にされた大富豪などが絡みます。

前半はまあまあですが、美学のなさが途中から露呈してしまいます。レクター博士って、もっと冷静で、しかも語り口に魅力ある天才だったはずなんですが、今回はただの変態に成り下がってるかも。相手がジュリアン・ムーアだとややヒステリックなところがあるので、同じ感情のレベルで張り合っちゃったのかもしれませんね。

最後のクライマックスもグロイだけで考えさせたり、怖がらせる要素はありませんでした。