

で、TSUTAYAで探したところ、DVDはなくて、VHSが1本だけ見つかりました。で、見てみると…。
若いころに聖職者への道を、不思議なビジョンによって断念したといういわく付きの刑事(イライアス・コティーズ)が主人公。その周辺に出没するのは怪しい男シモン(エリック・ストルツ)。その彼を追って現れるのが我らが堕天使ガブリエル(クリストファー・ウォーケン)。そのうち、これは天界における天使たちを二分して行われ続け来た戦争なのだということが分かってくる、という筋立て。ガブリエル、顔が白くてなんだかマイケルみたいになってます。
でもこのいけてなさがまたよろしいんじゃないでしょうか。彼らが争奪を繰り広げるのは、朝鮮戦争でいろいろと派手な軍功を上げ、最近死んだばっかりのホーソーン将軍の魂。これがいま人間界で最も邪悪な魂で、これを手に入れると天界の戦いに勝利ができるのだ、みたいな設定です。ちょっとトホホですな。
で、先にでたシモンがこの魂を先にゲットして、とある少女の体の中に隠してしまう。後から来たガブリエルは怒り狂ってシモンを拷問の末殺してしまいます。この辺のなぶりかたや殺し方などはユーモアを交えながら非常にスタイリッシュ。役者の資質がうまく使われています。トホホなのは、車の運転ができないこと。そのためどこに行くにも、死んだばかりの人間を復活させて運転手として雇わなければなりません。なんてこった。
で、最後はこの刑事トマスとの対決なのですが、ちょっと対決は地味です。まあいきなりカンフーされても困るんで、しょうがないのかな。で決着はなぜか人間の力ではなく、ルシファーの加勢を得て、人間側の勝利。
最後の方に死にかけた患者役でちょっと好みの女優さんアマンダ・プラマーが出てました。トータルでは、ビジュアルが振り切れてないので、ダイナミズムには欠けるのですが、最初の世界設定は面白いと思いました。キリスト教に関心がない世界では受けないでしょうね。「コンスタンティン」の予算と技術力があれば、もう少し面白くなったはずなんですが。
ちなみに、アメリカではそれなりに人気らしく、パート2/3が作られていますが、日本では公開されず、TSUTAYAにもビデオすらおいていません。残念!