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友人から面白いと聞いたのでDVDで買って見ました。

売り文句が「映画史上もっとも切ないハッピー・エンディング」みたいなことを書いてあったのですが、映画史上初かはともかく、ああこういうことなのか、というのは納得しました。

断続的な記憶喪失を患う少年、エヴァンが、自らの少年期のトラウマと向き合って真実を知ってゆくのが前段、そして、自分の日記を使って過去の記憶を意図的に改ざんする方法を発見していろんなことをトライしてゆく、というのが後半です。

端的に言うと、「恋はデジャ・ブ」と「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの設定を使って、切ないラブストーリーを作った、という感じですか。一番の見どころは、じつは子役さんだったりしますかね。異なる時代の同じ人物をこれほど集めて、それぞれのいろんな過去・未来を緊密に結びつけながら演技させるのはそうとう大変だったと思います。

解釈はいろいろできて、最初からこの主人公は精神を病んでいてバーチャルなトリップを繰り返しているだけだ、という観点もあると思いますがそれでは多分面白くはないのでしょう。

ただ、BTTFシリーズでも感じたことなのですが、最終的にどの未来/現在を選び取るか、という選択肢が主人公に任されているときに、自分(彼女)にとって最善なものを選ぶ権利が当然ある、というモラルはやはり非常にアメリカ的だと思いました。

たとえば、エヴァンが車いすで両手を失ったVer.の未来でも受け入れることはできたはずなのに、それでは我慢できない、というのはどういうことか。

それでも苦しい恋愛を経験していると、こういうものはちょっと締めつけられますな。自分では相手を幸せにできない、と悟ったときにどういう態度をとるべきか、これが唯一の正解ではないかも知れませんが、誰もが一度は模索するんじゃないでしょうか。