今日はいくつか大事な記事を発見しました。

一つは一見優位に立っているかに見える次世代DVD戦争におけるブルーレイディスクの優位が、案外ひっくり返るかも知れない、という記事です。単純な話し、これの論拠になっているのは生産コスト、ということなのですが、ソニー陣営があらかじめ発表してきた見積もりが不当に安いのかどうか、が焦点ですな。東芝率いるDVD路線は、すでにインフラができている点がなによりも強いので、単純な比較ではブルーレイがHD DVDを下回ることはまずないはずなのですが、シェアを取って量産体制に入ってからどれだけコストダウンができるか、という話なんでしょう。記事には匿名のディスクメーカー幹部がなんか告白してましたが、なんとなくやらせ臭くもあり、マイクロソフトの自作自演という説もちょっと説得力があります。

かと思えばもう片方では大変な話題が。日立マクセルが、なんと1枚で300GBを収録できるという次世代ディスクを開発し、来年の9月に発売する、というのです。それができるなら、ブルーレイもHD DVDもいらないじゃん、みたいな気分になりましたがどうなんでしょう。

ホログラフィック・ストレージという、やや魅力あるネーミングで、大きさは約13cmだそうです。なんでCDの12cmとそろえないんでしょうね…。カセットに入っている、というのが玉に瑕。他の陣営はどう出るつもりでしょうね。