
まあ、いってしまえば、かつての駄菓子屋さんの役割を、現代のコンビニは果たしうるか、という意味もあるわけで、行儀の悪い子がいたら遠慮なくしかる、ぐらいまで、店の人の裁量で地域に対していろんな役割を果たしうるかどうか、が問われているような気もしますな。現代のマニュアル化された社会の中でそんなあり方が許されるでしょうか?
実はこどものころ、一度だけこういう商品マーケティングの会合に招かれたことがあります。ケイブンシャという、いわゆる特撮ヒーローものの図鑑とかを出していた会社だったのですが、「怪獣怪人大百科」を最初の巻からずっと買い続けて愛読者カードを出していたら、ある日突然電話で呼び出されて、いろんなお菓子やら食べさせてもらった気がします。帰りにはどっさり最新のおもちゃをもらったりして、そりゃもう夢のような体験でしたよ。その割に、どんな意見を聞かれたか、というのはてんで記憶にない。もしかしたらまごまごしてて何もしゃべれずに終わったのかもしれません。しかも自分は10歳ぐらいだったんですが、周りの子供たちは6,7歳ばっかりだったような気もします。呼んだ大人の人々にしてみれば「あーあ」みたいなこどもだったかもしれませんな。