新潟県では、定置網に大量のエチゼンクラゲがかかって大変らしいですな。魚が刺されて傷んだり、網を破られたりするのが主な被害らしく、いろいろな対策も話題になったものの、決定的な改善案はまだないようです。網にかかったクラゲを刃物で割いて捨てるてまだけでもばかにならないようで。

ただ、ニュースを読んでもっとびっくりしたのは、その水揚げによる収入の話。佐渡市の稲鯨(いなくじら)定置組合の10月の漁獲収入は平年の約半分の200~300万円だという話があったのですが、組合全体でそれだけ、ということは、本来見込める収入も500~600万円ということですか。これは一体何世帯分の収入に当たるんでしょうか。20世帯で考えても月収30万程度ですな。組合というからにはもっと大きいんじゃないでしょうか。そういう意味での被害総額というよりも、本来の収入総額の分配の方が気になって仕方ありません。

ほかにもハタハタ漁の 漁船1隻の1か月の収入が平年の5分の1以下の100万円を割り込む、とか書いてありますが、普段は月500万円を何世帯で分けてるんでしょう。

もちろん、収入の総額が漁獲量そのものにストレートに依存してしまう構造そのものが悩みの種である、とはわかっているんですが、余計なことが気になりました。問題が少しでも早く解決しますように。