ここ2年ほどでもスーパーコンピューターの世界は激震しているみたいですな。アメリカの国立研究所がIBM製の「ブルー・ジーン」を増強して従来の倍以上の、毎秒280兆回も演算をするコンピューターを開発したそうです。

この、スーパーコンピューターって、なにがスーパーなのかよくわかりませんが、とにかく最大級の物量を投入してとにかく計算が速いコンピューターを開発したものがえらい、という話なんでしょうかな。ちなみに2002年から2年余りは日本のコンピューターのほうが速かった、と言うのですから、こういうテクノロジーの世界と言うのはやはり日進月歩なんですな。

ただ、正直にいって、こう思ってしまいますな。ある程度以上速くなったところで、それを受けての人間の判断の遅さを考えると、130兆が280兆になったところで焼け石に水なのではないかと。どの道人間が迷ったり、決断すべき時にしなければ、スーパーコンピューターもただの箱(しかも殺人的に発熱する?)になってしまうのだろう、ということでしょう。