直前までバタバタの演奏会でした。仕事がおしてたこともあるんですが、本番で使う楽譜は(暗譜は強制ではないので)、自分で製本するように、というお達しがあったのですが、実際のところかなりの枚数があって、いままで全部ペラ紙で使ってきたのがいまつけが回った、というカンジで夜中に泣きながら製本しました。

時々ページ数を前後間違えたりしてやり直し、やっと終わったと思ったらこんどはチケットの整理。当日に受付でチケットを受け取って入る、個人的な招待客のチケット枚数をチェックして、封筒に入れます。せっかく来てくれるのに失礼があってはなりませんからな。

自宅から会場の上野駅までの乗り継ぎをチェックしてから寝ました。

23日当日、目覚ましは8時に鳴ったはずですが目覚めたのは8時31分。電車の予定は40分。駅まで走るしかない!と、途中のコンビニで黒靴下を買ってぎりぎり飛び乗ります。

電車の中でふとかばんを探ると、夕べ一生懸命宛名を書いたはずのチケット用封筒がない。慌てて飛び出してきたので忘れたに違いありません。必死で誰宛が何枚だったかを思い出し、上野駅のコンビニで書くことにしました。もうここまでで死にかけてます。

そして会場に着いたと思った瞬間、いやな感触が。右のサンダルの鼻緒が切れたのです。いやーな予感。まあ、これでステージに乗るわけではないから、などとうそぶいてリハーサルに臨みます。

オルガンと合わせる合唱曲が2曲ありました。よく響く会場ですがなかなかどうもバランスがうまくとれずに四苦八苦。テンポももう一つしっくり来ないので、不安なまま疲労だけが蓄積。3ステージ分のリハーサルをやったところでほとんど声は嗄れかけています。

やべっ。

慌てて昼休み。昼食も買いそびれたので会場内の喫茶店みたいなところで軽食をとろうとすると、店内の異常な雰囲気に気付きます。誰も食べていないのです。店のおやじが一人で切り盛りしているらしく、すべての動きがスローモーション。友人と二人で注文したのですが、その注文自体が通っているのかどうかさえ判然としません。時間が過ぎるうちに開場時間が来てしまいました。



で、本番は、というと、1ステージ目が意外なほどすんなりといってしまい、調子づいて2ステージ目のオルガン伴奏曲、3ステージ目のプロのソリスト付きでのモーツァルト、と進んでいきました。個人的にはお気に入りのモーツァルトの戴冠式ミサ、ややがさつなところがたくさん出てしまいましたが、お客さん的には一番華やかさがあったみたいで、よかったようです。

終わってから、ロビーに出ると、高校時代からの友人や、大学の合唱団の知りあいなど、いろいろな人と出会えました。職場のつきあい関係から大きな花束が来てしまい、周りに恐縮してしまいましたが、それでもいろんな人が来てくれるのはうれしいものです。

珍しく打ち上げでビールなんぞをのみ、ご機嫌で帰宅しました。ただ、鼻緒が切れたのはなんだったんでしょうか。