
ビデオはレコーディングスタジオでの様子に終始します。冒頭でヘアメイクさんがやってきて、ポールの髪をいじってかけ去るのですが、なんかわざとらしい感じもします。最初からここ使うつもりで撮ってないですか?
曲が始まってからですが、ポールが実はすべての楽器を演奏している、というのが次第に明らかになっていきます。これはビデオだけなんでしょうか。で、なんかテンポが忙しくて、曲に浸り切れないんです。曲のテンポもそうだし、ポールもそんなに爆発的にはじけているわけでもないんで、映像ばっかりが張り切ってもちょっとこまるなぁ、という気分になってしまいました。
ポールは昔から顔立ちがあまり変わらない人なので、いつまでも若い、と思っていたのですが、ピアノを弾いている手元をみてちょっとギョッとしました。おててがしわしわなのです。なんか晩年のホロヴィッツを見てるみたいな感じ。やはりポールも人間、年齢というのは体のどこかには出るもんですな。