ブラジルの牛に口蹄(こうてい)疫が発生したということで、世界中でブラジルの牛の輸入を禁止する動きが広まっているそうですな。

これまで聞いたことがない名前の病気だったので思わず検索してしまいましたが、伝染性の病気で原因は不明、予防法もあまりよく分かっていないような病気らしく、これに感染した家畜は焼却処分だそうです。鳥インフルエンザもそうですが、今度もまた「かわいそう、おいしそう」と嘆きたくなるような処分がとられるのでしょうか。

また、今回のニュースで一番ビックリしたのは、ブラジルが世界最大の牛肉輸出国だと書かれていたことです。そんなこといままで誰も教えてくれませんでしたがねぇ。ブラジルの国家経済大丈夫なんでしょうか。年間30億ドルだそうですが、それが丸損になったら打撃は計り知れないと思います。ぼくが思いつくのはせいぜいコーヒーを飲んでブラジルを応援することぐらいですが。

アメリカの狂牛病も、ニュージーランドの牛の残留農薬も、今度のブラジルの口蹄疫も、とにかくこれからは牛肉というものが食べにくい世の中になるんでしょうかなぁ。代わりに捕鯨でも再開しませんかなぁ。

とかぼやいていても仕方がありませんが、考えたら、食べ物の安全性には絶対なんていうものはなくて、「比較的」安全とか、農薬が「少ない」とかそういうレベルなんでしょうなぁ。それは地球上に生きていて、自然のものを口にする以上、仕方がないのかも、と思えてきました。人間ってやっぱり動物なんですなぁ。