感情をうまく制御できない「キレる子ども」が増えているということで文部科学省が調査したところによると、5歳までの教育環境が、「情動」という、短期的な感情の動きに対して重要な役割を担っているのだ、ということが分かってきたらしいですな。

といっても、そこで言われているのはかなり当たり前なことだけで、親の愛情だとか、基本的な生活・食事のリズムが重要なのだ、というごく一般的な話ばかりなので、親の責任って重要だなぁ、という以外にはあまり情報性がないのですが。

ただ、キレやすい、という現実の子どもたちに見受けられる現象が、個人の資質ではなく、環境によって押さえうるものだ、と指摘した点は、もしも今後の研究で実証的に対策が講じられたとしたら、有効な研究ではないかと思います。

親の教育そのものも、個人の資質ではなく、リズムやパターンが重要だとしたなら、やはり人間って自分たちで思っている以上に、動物なのかもしれませんね。