以前にちょっとふれた、不倫相手の奥さんを殺してくれと依頼した女性消防隊員の話で、いまごろなんですが、殺人請負サイトを運営していた男が「詐欺罪」で逮捕されたそうです。いまごろなぜ、とは思いますが、サイトで請け負う、という形が新しかったのと、多分その罪状が「殺人未遂」か「詐欺」かを天秤にかけた上で「最初から引き受ける気はなかったんです」と必死に主張した結果でしょうな。

しかし被害総額は165万円ですから、その程度で殺人を引き受けるなんて言ってる時点で、そうとう信憑性が薄いのですが、恋は盲目、依頼している方にはそういう正常な判断力はないんでしょうな。

しかしこういう明らかな犯罪を「代行します」、みたいなことを標榜しているネット上のやりとりについては、どれが本当か分かりませんがそういうことをほのめかした時点で、「匿名性の資格」を失ってしかるべきでは、と思いますな。何でも言うだけなら許される、という状態を野放しにしておくと、やっぱりなんか殺伐とした世界になりそうな気がしますよ。