ブッシュ大統領の支持率が下がっているそうで、それはカトリーナの被害の大きさとその対処の仕方によるものと考えてよさそうですな。しかしそれは同時に対外政策の頑なさや、それと引き換えに危機管理の人事をいい加減にしてきた、これまでの過去が明るみに出た、ということなのではないでしょうか。今になって管理責任者を更迭したところで、それを任免した責任は大統領本人のものです。危機管理の素人を要職につけてきたことそのものが、すでにこの政権の限界を表していたのかも知れません。
支持率、というのは多分にその時々の感情に支配されがちです。この時期だからこそ、テロに立ち向かう論理と同じく「強いアメリカを取り戻そう」という主張にすりかえやすいのでしょうが、国民の利益を本当に考えて行ってきた施策なのか、あるいは中東の石油利権に関心があるだけなのか、二つの危機に対する態度の違いに露骨に表れているのでは、というのは深読みでしょうか。
支持率、というのは多分にその時々の感情に支配されがちです。この時期だからこそ、テロに立ち向かう論理と同じく「強いアメリカを取り戻そう」という主張にすりかえやすいのでしょうが、国民の利益を本当に考えて行ってきた施策なのか、あるいは中東の石油利権に関心があるだけなのか、二つの危機に対する態度の違いに露骨に表れているのでは、というのは深読みでしょうか。