青森で熊がでて、マタギと呼ばれる伝統的な猟師さんがしとめた、というのがニュースでしたな。10人ぐらいでトウモロコシの収穫をしているところに出たそうですから、向こうは人間には遠慮しなくなってるということなんでしょうか。ニュースとしては一発でしとめた猟師さんの腕に感心してる、というニュアンスでしたが、それだけ熊も飢えたりしてせっぱ詰まって山を下りてくるんでしょうから、ちょっと気の毒ですな。また、猟師さんの方も、相手をちゃんと仕留めてもこういう風に微妙なニュアンスのコメントしか受けられないので、ちょっと複雑な時代かもしれません。

また、時々噂に上ったので行こうかな、と思っていた登別のクマ牧場、ちょっと前に世界の動物保護団体だかの視察があったらしいのですが、「クマをこんな劣悪な環境に飼うとは先進国の日本とはとても思えん」と散々な酷評だったそうです。まあ普通の動物園とは違うのかもしれませんが。

知り合いが世界遺産に指定された知床に仕事で行ったら、やっぱり一人で歩いてる時に熊がそろりそろりと後ろをつけてきたそうです。こういう時には死んだ振りとか、走ったりとかしちゃダメらしく、相手を刺激せずに少し早めに歩いて距離を引き離すのがよいらしいです。

昨日の蛇もそうですが、本当に自分が一人の時に未知の生物に出くわすと、本当に落ち着いて対処できるかはちょっと自信ないです。映画で宇宙人にやられるのも、田舎でクマに襲われるのも、大して変わらんですな。