観客が減ってるんだそうですな、イタリアのサッカーの。チーム力が整っていてスリリングなプレーを見せてくれるチームは安泰らしいのですが、イタリア的な1-0で勝つ美学の渋いチームは観客離れがしているんだとか。一部にはそれは入場料の高騰と不況が原因というのですが…。
実は、これは多かれ少なかれ世界中のプロスポーツが直面しうる問題なのでは、と思ったのでちょっと考えましたよ。
山勘と直感で原因をいくつかあてずっぽうに言ってみましょう。
1)選手のギャラが高騰しすぎた。
サッカーが、成り上がる唯一の手段である国もたくさんあります。だが、名選手が大金を手にした途端にマフィアやら麻薬やらと結びつく現状、選手がお金を持ちすぎてるのが原因では?もちろん、甘やかす周囲も悪いのです。選手のギャラを抑えられないから、チームの経営はいつも火の車。それなのに強豪チームは金にモノを言わせて札びらで選手を呼んでくる。そういうぜいたくに馴らされた選手のプレーからは金満の音がする。なけなしの銭をはたいて来る観客のシンパシーが次第に離れていくのは当然なのでは?
日本でも同じようなことを感じます。プロ野球で1億円プレーヤーが続出したころから疑問に思い始めたのですが、スポーツ選手の年俸、高すぎませんか?時速160Kmのボールが投げられるのはスゴイですが、それはゲームの中では1要素にすぎないでしょう。年間55本のホームランを打った王選手の何倍もの年棒をもらう選手が今はいますが、プレーぶりはどうなんでしょうか。プロ野球といっても所詮は見せ物。プロスポーツのすべてがそうです。その中で野球だけが優遇されていていい時代はもう終わったのでは?
あるいは、プロスポーツ選手のお金の使い方に問題があるのかも知れません。知的にコントロールされている選手は、一晩にいくら使うか、みたいなことには血道を上げません。株を買えばいい、とは思いませんが、少しは将来のことを考えてあげる人がいないと、末路は哀れなことになりますな。コーチとしての才能も、解説者としての器量もない選手だってたくさんいるでしょう。そういう彼らの第2の人生設計に対する補助がなさすぎるから、高額の年俸を短期間に使い果たしてしまうようなことが起きるのでは。
提案としては、そういう選手の給料は、信託財産制にして、少なくとも60年間の間に分けて少しずつ分配する制度を作ること。無茶なぜいたくは出来なくなります。
2)テレビ中継のギャラが高騰し、テレビ中継の方がいろいろ見えるために、スタジアムに行く動機が薄れた。
実はこっちの方が問題かもしれない、と思うのは、人気チームと不人気チームでの格差を生みやすいのはこの中継のギャラが自由競争に任されているからです。いくら釣り上げても買い手が付くから、いまの無法状態が生まれてしまっているのです。しかし、テレビの方がサッカーがよく理解できる、というのはある種の幻想に過ぎないのかも知れません。なんでもテレビで見える、というのは言い過ぎで、自分だけのアングルでプレーを切り取る、という行為がないと、プレーを見る目も育たないように思うのです。
時間がないので尻切れトンボになりそうですが、もっと自分の生の目で見た方がホントは面白いはず。さあ、スタジアムに行こう!
実は、これは多かれ少なかれ世界中のプロスポーツが直面しうる問題なのでは、と思ったのでちょっと考えましたよ。
山勘と直感で原因をいくつかあてずっぽうに言ってみましょう。
1)選手のギャラが高騰しすぎた。
サッカーが、成り上がる唯一の手段である国もたくさんあります。だが、名選手が大金を手にした途端にマフィアやら麻薬やらと結びつく現状、選手がお金を持ちすぎてるのが原因では?もちろん、甘やかす周囲も悪いのです。選手のギャラを抑えられないから、チームの経営はいつも火の車。それなのに強豪チームは金にモノを言わせて札びらで選手を呼んでくる。そういうぜいたくに馴らされた選手のプレーからは金満の音がする。なけなしの銭をはたいて来る観客のシンパシーが次第に離れていくのは当然なのでは?
日本でも同じようなことを感じます。プロ野球で1億円プレーヤーが続出したころから疑問に思い始めたのですが、スポーツ選手の年俸、高すぎませんか?時速160Kmのボールが投げられるのはスゴイですが、それはゲームの中では1要素にすぎないでしょう。年間55本のホームランを打った王選手の何倍もの年棒をもらう選手が今はいますが、プレーぶりはどうなんでしょうか。プロ野球といっても所詮は見せ物。プロスポーツのすべてがそうです。その中で野球だけが優遇されていていい時代はもう終わったのでは?
あるいは、プロスポーツ選手のお金の使い方に問題があるのかも知れません。知的にコントロールされている選手は、一晩にいくら使うか、みたいなことには血道を上げません。株を買えばいい、とは思いませんが、少しは将来のことを考えてあげる人がいないと、末路は哀れなことになりますな。コーチとしての才能も、解説者としての器量もない選手だってたくさんいるでしょう。そういう彼らの第2の人生設計に対する補助がなさすぎるから、高額の年俸を短期間に使い果たしてしまうようなことが起きるのでは。
提案としては、そういう選手の給料は、信託財産制にして、少なくとも60年間の間に分けて少しずつ分配する制度を作ること。無茶なぜいたくは出来なくなります。
2)テレビ中継のギャラが高騰し、テレビ中継の方がいろいろ見えるために、スタジアムに行く動機が薄れた。
実はこっちの方が問題かもしれない、と思うのは、人気チームと不人気チームでの格差を生みやすいのはこの中継のギャラが自由競争に任されているからです。いくら釣り上げても買い手が付くから、いまの無法状態が生まれてしまっているのです。しかし、テレビの方がサッカーがよく理解できる、というのはある種の幻想に過ぎないのかも知れません。なんでもテレビで見える、というのは言い過ぎで、自分だけのアングルでプレーを切り取る、という行為がないと、プレーを見る目も育たないように思うのです。
時間がないので尻切れトンボになりそうですが、もっと自分の生の目で見た方がホントは面白いはず。さあ、スタジアムに行こう!