「目からうろこが落ちる」っていう言葉、日本の古い格言だとずっと信じて生きてきました。

…これは間違いです。

「目からうろこのようなものが落ちた」という表現が新約聖書にあるんだそうですな。

もともとはキリスト教を迫害していたサウロの所にキリストが現れて「あなたはなぜわれわれを迫害するのか」と言って何日か目が見えないようにしたんですと。そうして、数日後に目が見えるようになった時に、「目からうろこのようなモノが落ちて見えるようになった」という記述があるんだそうです。

うろこそのものが落ちるのと、「うろこのようなもの」が落ちるのはだいぶ違うように思うんですが。うろこじゃないとすると一体なんだったんでしょう。コンタクトレンズ?いやそれじゃよく見えるじゃないか。

それじゃあ次の謎は、この言い回しを広めたのはいったい誰だったんでしょうね。キリスト教関係の人ですかね。