映画の都ハリウッドの地位が低下しているとのことですな。どうもコストが高いということでカリフォルニア州内で撮影された映画の割合が低下し続けているらしいです。シュワルツェネッガー知事は逆に呼び戻すためのロケ隊優遇措置を考えてるんだそうですな。

考えたら、そういうのも、ロケするプロダクションなどへの免税措置だとかをしてるんだそうで。しかも英語が通じないとスタッフが苦労するんで、そういう意味ではそうそう便利な場所ばかりではないみたいですな。まあ、撮影のためのスタッフが有能ならば、場所は本当はどこでもいい訳で。ただ、ハリウッドというのは、プロデューサーや脚本家などを含めてそこを本拠地にしてるから、映画産業が栄えたのかな、とも思ったんで、やや奇妙な感じもします。

まあ、お金といってもあってないようなもので、CGとか凝り出したらあっというまに吹っ飛んでしまいますからな、「製作費何億」とかそういうことばかり売り文句にされる映画が増えすぎた、ということかもしれません。

その点、ロメロ監督の「ランド・オブ・ザ・デッド」なんかは、あんまりCGとかは使ってませんでしたな。作り手の腕前で見せる、というアナログ的技法が見直されてるという、ポストバブル期の思想もあるのかも知れません。