若手(といっても年齢は若いとは限らない)芸人が出るお笑いライブ「プライムワン・ライブ」に行ってきた。場所は新宿永谷ホールFu、もう何年も前にげんしじん主催のライブを見にいった場所だった。
プライムワンは、コント山口君と竹田君を筆頭にくりいむしちゅーを抱える中堅事務所。くりいむしちゅーが売れたことで一躍有名になった観があるが、さてその予備軍はどうか。
頭ちょっと遅れて入ったが、会場はほぼ満員、女子高生くらいの世代が多いようだ。ただ、そういう客層の割には今ひとつ沸いていない感じもある。それもそのはず、前半はそれこそ「あちゃー」という痛い芸風の若手が多かった。その中で可能性をちょっと感じたのは、モンタージュというコンビだっただろうか。ぼけ方が通常のパターンに収まりきらない感じがあり、わずかながら個性を感じた。他に前半に出た若手はほぼ例外なく落第点。
お笑いが笑える条件の一つに「声」があると思う。声質の組み合わせでリズム、呼吸が生まれる。客席は笑うために来ているので、客が笑いたい瞬間に、空気を開放してやる、そんなタイミングで空気の切れ目を作ってくれればいくらでも笑えると思うのだが、そのリズムを作り出すのにはまず、「声」なのだと思う。二人の組み合わせでそれができればネタはその後からでもいいぐらい。ただ、あせって、ヒステリックに声を張り上げてしまうとそのチャンスは失われる。実は力のある若手でも、あわててしまう癖がつくことで、損をしているケースが相当あると思う。
前半が終わったところでマイるどミルドが出てきて中入り。この二人も空気はあるのだけどフリートークはからっきしいけない。で、早々に退散して他の事務所からのゲストコーナー。
大川興業の「昭和ちゃん」?はかなり典型的なオカマ芸。原田16歳は矢沢永吉似のおっさん。そして先日も見たげんしじん事務所所属のレム色がまた回文コントを披露した。ここまででは一番の受けを取っていた。プライムワンの芸人目当てで来た人々には新鮮に映ったと思う。
このままじゃプライムワンやばいぞ、と思いつつ後半戦に突入。
後半を見てほっとした。順不同だが、パッチワーク、ブーブートレイン、サードメン、クロスパンチ、きくりん、マイるどミルド、ハイエナなど、実力のある人々が続出。なかでも出来がよかったのは、パッチワーク、マイるどミルド、サードメンの3組だろうか。きくりんは学校ネタがやや地味で精彩を欠いた。
パッチワークは、コンビのキャラクターのコントラストが明快で、しかも夢見がちな女子高生には受けそうなかわいさももっている。安定していた。
マイるどミルドは、コントを披露。MCがずいぶん下手だとおもったら、フリートークの人ではないらしい。話のちゃんと練れたコントで、芝居がしっかりしていてオチにも切れがあった。
サードメンは、ちょっとそれとは違う、フリートークの面白さがある。ボケの方が強引な論理展開で引っ張りながらシュールな世界へと持っていく、好調時のダウンタウンを連想させる。
トータルでは、出演者が多いためか、ずいぶん進行を急いだ感じがあり、もう少しネタを見たいと思った人もいたが、前半の人々はもう少し短くてもいいぐらいだった。
プライムワンは、コント山口君と竹田君を筆頭にくりいむしちゅーを抱える中堅事務所。くりいむしちゅーが売れたことで一躍有名になった観があるが、さてその予備軍はどうか。
頭ちょっと遅れて入ったが、会場はほぼ満員、女子高生くらいの世代が多いようだ。ただ、そういう客層の割には今ひとつ沸いていない感じもある。それもそのはず、前半はそれこそ「あちゃー」という痛い芸風の若手が多かった。その中で可能性をちょっと感じたのは、モンタージュというコンビだっただろうか。ぼけ方が通常のパターンに収まりきらない感じがあり、わずかながら個性を感じた。他に前半に出た若手はほぼ例外なく落第点。
お笑いが笑える条件の一つに「声」があると思う。声質の組み合わせでリズム、呼吸が生まれる。客席は笑うために来ているので、客が笑いたい瞬間に、空気を開放してやる、そんなタイミングで空気の切れ目を作ってくれればいくらでも笑えると思うのだが、そのリズムを作り出すのにはまず、「声」なのだと思う。二人の組み合わせでそれができればネタはその後からでもいいぐらい。ただ、あせって、ヒステリックに声を張り上げてしまうとそのチャンスは失われる。実は力のある若手でも、あわててしまう癖がつくことで、損をしているケースが相当あると思う。
前半が終わったところでマイるどミルドが出てきて中入り。この二人も空気はあるのだけどフリートークはからっきしいけない。で、早々に退散して他の事務所からのゲストコーナー。
大川興業の「昭和ちゃん」?はかなり典型的なオカマ芸。原田16歳は矢沢永吉似のおっさん。そして先日も見たげんしじん事務所所属のレム色がまた回文コントを披露した。ここまででは一番の受けを取っていた。プライムワンの芸人目当てで来た人々には新鮮に映ったと思う。
このままじゃプライムワンやばいぞ、と思いつつ後半戦に突入。
後半を見てほっとした。順不同だが、パッチワーク、ブーブートレイン、サードメン、クロスパンチ、きくりん、マイるどミルド、ハイエナなど、実力のある人々が続出。なかでも出来がよかったのは、パッチワーク、マイるどミルド、サードメンの3組だろうか。きくりんは学校ネタがやや地味で精彩を欠いた。
パッチワークは、コンビのキャラクターのコントラストが明快で、しかも夢見がちな女子高生には受けそうなかわいさももっている。安定していた。
マイるどミルドは、コントを披露。MCがずいぶん下手だとおもったら、フリートークの人ではないらしい。話のちゃんと練れたコントで、芝居がしっかりしていてオチにも切れがあった。
サードメンは、ちょっとそれとは違う、フリートークの面白さがある。ボケの方が強引な論理展開で引っ張りながらシュールな世界へと持っていく、好調時のダウンタウンを連想させる。
トータルでは、出演者が多いためか、ずいぶん進行を急いだ感じがあり、もう少しネタを見たいと思った人もいたが、前半の人々はもう少し短くてもいいぐらいだった。