これは革命的な?理論なのでお読みいただく方だけにお話するのですが。ある現象を説明するための理論を開発しましたので公開しましょう。

たとえば目覚まし時計をかけて寝たとしましょう。みなさんこんな経験はおありじゃないですか。
・目覚ましをセットしたちょっと前に目が覚めて、しばらくしたら目覚まし時計が鳴ったので起きて、そのまま仕事なり学校なりにでかけた。
・今日のような地震の日、地震が起きるちょっと前に目が覚めて、地震とともにあわてて飛び起きた。

こういうのはたまたま起きたことなんでしょうか。それにしては自分にはしょっちゅうこういうことが起きる、と思っていませんか?

これを説明するために一つの仮説を立てました。それは、
「人間は体内時計が非常に正確で、セットした目覚ましの時間が近くなると自動的に目が覚める、また、地震などを予知する能力があるので、ちょっと前に目が覚める」
というものです。本当にこの通りならば、確かに説明がつくのですが、ちょっとこじつけっぽくないでしょうか。

実は、これよりもちゃんとした説明がつくのです。その仮説とは
「人間は、寝ていない」
ということなんです。ちょっと極端な言い方をしました。もうすこし穏やかにいうならば、
「人間は寝ているとされるほとんどの時間は、起きているとも言えるような、浅い眠りの中にいて、万が一そういう時に起きるためのきっかけが与えられると、ちょっと時間をさかのぼって、その眠りの時間も、目を覚ましている時間として事後に認識するようになる」ということなんです。たぶんそういうような時間帯は寝返りをうったり、薄目を開けたりして、なんとなく周りの状況は見えてるんでしょうな。

この半分目の覚めた状態、というのが、いわゆる起床時間までのバッファーの役割を果たしている、みたいな考えなんですが、納得いただけますかな。

この理論を元に、もっとスゴイ仮説もあるんですが、それはまた後の機会に。