以前の仕事のつきあい関係で、渋谷に出て子供がたくさん出演する公開イベントを見てきた。

筋としてはごく他愛のないもので、あるものを争奪する善玉と悪玉の小競り合いなのだが、間にギャグ対決やらゲーム対決などを入れて、観客(メインは子供)がだれないように作ってあった。実際、ちょっと長めの舞台で開演から90分程度もやっていただろうか。最後の方で静かな芝居の部分になると我慢し切れなくなった幼児の声もちらほら聞こえていた。

途中のギャグ合戦では大人のタレントと堂々の掛け合いが行われ、多少内輪ウケ的なギャグも混じっていたのだが、それにしても子供といえども堂々と一人の出演者として対等にやりあっていて、ちょっと他では見られない独特なものを見た気がした。

最近の子供たちというのは、声変りの時期とか、精神的な成長の時期というのが外見だけからでは見えづらいような気もする。大人顔負けの反射神経でお笑いとかをこなしているのを見ると、あまり早く才能が開花してしまうと、その先の過ごし方も考えなければなぁ、と余計な心配もしたくなる。