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ポケモンとのタイアップソングなのだと思う。その程度の予備知識しかないのだが。

どこかの遊園地の一角にある、誰もいないような空きスペースにいきなり男のスタッフが現れたかと思ったら、PUFFYの二人を誘導して演奏が始まる。初めのうちは何も分からない子供がじゃれついたりしているのだが、次第に前は黒山の人だかり、という様子をゲリラ的な望遠カメラと、ハンディカメラで押さえている。

途中に意味不明のポケモンイベントのカットが挟まったりして、かなりダサいプロモーションを狙ったような効果になっているが、このダサさも狙いのうちか。ポケモンショーのステージを一生懸命やっているお姉さんが中途半端な写り方をしていて気の毒だった。

曲としては「サンライズ」の路線を継承している。振り付けは全然ないに等しいので、二人の間のアドリブ的なやり取りを見るしかない。こういう空間になっても見事に脱力していてやる気の片鱗も見せないのがいかにもPuffyだ。もしかしたら、演出側も、ポケモンサイドからいろいろ注文をつけられすぎて嫌気が差したのでこのような作りになったのだろうか。

ポケモンイベントと、ゲリラライブのバランスが中途半端なものになったので、Puffyライブに人が集まってくる様子とかがあまりなく(もしかしたら1回の演奏では人がたいして集まらず、中途半端な映像になったので、何回かやってつないだのかも知れない)、ドキュメントとしてももう一つ面白みに欠ける。音声も、CDの音源に頼りっぱなしなので、そういう意味でもドキュメント的面白さは割り引かれている。